2023年度業務改善PT「団体の基盤強化等に関するチーム」について
5年後見直しを受け、活動支援団体が制度設計され、具体化していく過程において、事務局における検討結果へのレビューや、アイデアの提供を行っていただきました。また、休眠預金活用事業の4年間を振り返り、組織基盤強化や人材育成などがどこまで進んだのかを検証し、今後のとるべき方向性等の議論を交わしました。
今年度の業務改善PT「基盤強化チーム」は、12団体14名の資金分配団体有志メンバーで構成され、全日オンラインにて開催しました。
活動報告
■第1回キックオフミーティング 2023年7月3日
アジェンダ
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[議論概要]
- 現行の制度・体制の確認と新たな制度である活動支援団体に関して説明を行いました。
- 今後開催される業務改善PTで議論すべき課題に関して意見交換を行いました。
■第2回検討会 2023年7月24日
アジェンダ
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[議論概要]
- 複数の視点からの意見が出たため、テーマを分けて第3回の検討会までに、少数の有志メンバーによる議論を進めていただくことに同意をいただきました。
意見の例
(・資金的支援と非資金的支援は表裏一体であり、切り離して実施できるのか
(・活動支援団体の支援先がどのような団体となるのかイメージができていない
(・活動支援団体が支援を行う内容にはどんなものが含まれるのか
業務改善PT 第2回の様子
■第3回検討会 2023年10月2日
アジェンダ
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[議論概要]
以下のテーマの内容に沿って議論が交わされました。
テーマの内容
- テーマ1:活動支援団体が行う事業とは何か
- テーマ2:支援プログラムの実施形態はどのようなものが考えられるか
- テーマ3:助成対象期間の考え方
- テーマ4:助成対象経費
今回の議論で確認されたこと
テーマ1:活動支援団体が行う事業の要点は、資金分配団体との役割分担として、基盤強化を補完し、実行団体の成長を支援すること、実行団体の担い手育成を行うことである。
議論のたたき台とした支援プログラムの実施形態の想定
■第4回検討会 2023年10月17日
アジェンダ
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[議論概要]
前回に引き続き、テーマに沿って議論が交わされました。
テーマの内容
- テーマ5:活動支援団体の支援先に対する選定
- テーマ6:透明性を確保する仕組み
今回の議論で確認されたこと
テーマ5:支援対象団体の選定方法については各地域の状況や事業の目的によって、公募・選定を行う必要がある。具体的な支援メニューや関係性の構築を重要視する。
テーマ6:活動支援団体が、資金分配団体や実行団体を兼ねる場合には、資金管理面、支援対象団体の選定面での透明性を確保するために、役割の明確化や情報発信が必要であり、選定プロセスや支援内容の整理が重要である。
■第5回検討会 2023年11月13日
アジェンダ
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[議論概要]
- 活動支援団体の位置づけ、行政によるNPO支援施策との関係性、地域間の支援格差等について議論が行われ、地域のニーズに沿った支援の必要性について具体的な制度設計の内容にも発展しました。
- 活動支援団体の支援規模については、段階的に支援を展開していく必要性や地域課題の解決に向けた継続的な取り組みに適切な資金の設定が必要ではないか、という議論がありました。
■第6回検討会 2023年12月19日
アジェンダ
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[議論概要]
- 既存の資金分配団体による非資金的支援との兼ね合いや、活動支援団体が資金分配団体や実行団体を兼ねる場合の整理について、支援の重複や支援対象を選定する際の公平性などの観点から議論が交わされました。
- 活動支援団体の評価について、実施タイミングや方法、費用負担について議論が行われました。